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・開発の背景
不等分割エンドミルといった、非対象工具は、いくつかの重要な性能を持ち合わせています。しかし、高速回転では、いくつかのデメリットもあります。工具の重心が、回転中心を外れた場合、アンバランスな力が働き、振れや、機械のベアリングへ過剰な負荷を発生させます。
“オリジナルの形状を保持すれば、工具のバランスはとれています。
”ToolBalancerはこれらの問題を解決します。自動的にバランスがとれるまで工具形状を微調整します。但し、工具形状の重要な部分(不等分割/ねじれ)は維持され、溝の切れ上がりを長くし、バランスをとったりします。Tool
Balancerは二つの機能をもっています;重心分析と、自動バランスです。
・事例
非対象工具は、3枚刃、不等分割エンドミルなどです。工具の重心と工具形状の中心は異なります。工具径10mm、工具長さ30mmのエンドミルで、30,000RPMの回転数で、30Nのアンバランスな力が働き、びびりなどが発生してしまいます。重心を中心にもってくるために、溝の切れ上がりを長くします。“30,000rpmで30Nのアンバランスな力が発生していたところ、たった数クリックで、0.04Nになりました。”工具形状を少し変更し、バランスをとることで、アンバランスな力が削減され、0.04Nに調整することが可能です。
・重心の分析
まずはじめに、重心を計算します。工具の詳細なシミュレーションを利用し、体積を計算します。体積と仮想密度から、重心を計算し、アキシャルオフセットとラジアルオリエンテーションを表示します。更に、指定した回転数でのアンバランスな力を評価することができます。この分析は、工具のパラメーターを変更するものではありません。高速回転での工具の適正を評価するものです。
・自動バランス
重心を分析するものとは異なり、工具のバランスを調整します。この機能は、自動的にバランスをゼロに近づける為に工具のパラメーターの値を変更します。バランスをとる為に、オペレーターは、パラメーターをいくつか変更します。例えば、各溝の切れ上がり長さを変更したり、各溝の芯厚を変更したりと、重心を中心に保つ為の方法は、いくつかあります。ToolBalancerにより提示されるいくつかの方法を利用して、変更パラメーターを選択することが可能です。方法を選択後、アンバランスな力を最小限にする為、自動でパラメーターの値を再度計算します。 |
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不等分割による重心の移動 |
工具のバランスをとる為に溝の切れ
上がりを長くすることにより補正を行う。 |
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・利点
生産性向上−
工具開発時に、ToolBalancerを利用すると、プロトタイプ工具の製作期間を劇的に削減することができます。
よりよい工具を製作−
バランスのとれた工具は寿命が長く、面粗度もよくなり、磨耗も少なくなります。
バランスのとれた非対象工具−
非対象工具は、高速加工には最適な工具です。バランスがとれている工具場合は、より高速の加工が可能です。
・追加サービス
バランスのとれたチャック
事前にバランスのとれたチャックを使用する時の工具のバランスをとることも可能です。
カスタマイズ
自動バランスで変更するパラメーターを事前にカスタマイズすることも可能です。 |
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